「ミステリー・ツアーで見つけたもの」 〜建国40周年記念行事に参加して〜 山形 雅 |
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旅立つ3週間前、手渡されたのは「広島オマーン友好協会 ミステリー・ツアー(案)」と書かれた日程表。わかっているのは行きと帰りの飛行機の便くらい。なぜなら、この度は、オマーン国建国40周年を祝って英国エリザベス女王も来られるということで、セキリティが特に厳しく、各種行事の日程もまだ定かではないから、とのお話でした。かくして、初訪問者10人を含めた17人の旅は、先のことが謎のまま始まったのでした。 |
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一つは、1日目に訪れた海岸。水が透き通っており、その下に見える貝がらの輝きもはっきりと見ることができました。引き潮のときには対岸に歩いて渡ることもできるそうです。このときは、車で訪れる若者が多くてにぎやかでしたが、もっと朝早い時間に行けば、静かな波音を聴くことができるそうです。 |
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記念式典への参加や多くの史跡などをめぐる中で、オマーンという国の文化にたくさん触れることができたことも旅の思い出ですが、スワーダ先生が主催してくださったお別れパーティーにおいて、協会にゆかりのある方々と夕食をご一緒させていただいた時間もまた、心に残った大きなできごとでした。同じテーブルに座らせていただいたアル・フセイビ元駐日大使にお話を伺ったところ、元大使は、「私たちは、日本と交流をもちたいと考えていたから、広島からの話は大歓迎でした」「(交流が今日も続いているのは)後任の方々の尽力があったからこそですよ」と。見れば、このパーティーには、これまで、そして現在において、協会がお世話になっている方々がずらりとお越しくださっています。広島オマーン友好協会のために。この時改めて、オマーンの人々と協会の諸先輩方が築いてこられた結びつきの強さを感じたのでした。
このように、このミステリー・ツアーは、オマーン国の歴史・文化、そして協会の活動を支援してくださる方々の想いに触れることができた、とても素敵な旅でした。祝賀行事へ招いてくださったバドル事務総長を始め、お会いできた全ての皆様(本当は、お一人お一人お名前を挙げてお礼申し上げたいところなのですが。)に感謝しています。そして、この実りの多い旅をプロデュースしてくださった(同時に、私たちの旅の安全・安心を守ってくださった)スワーダ先生に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 |